脱毛サロンに通うためのルール!脱毛の前日の準備や自己処理の方法は?
脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛を行う際には守るべきルールや禁止事項などがあります。無視すると肌への刺激の原因になったり、金銭的なペナルティを受けたりすることも。
ここでは、そうした一般的な決まりと準備事項、気持ちよく脱毛に通えるようにきちんと抑えておきたいポイントなどを紹介していきます。
脱毛を受ける際の自己処理の方法やサロン・クリニックごとのシェービングサポートの範囲について、また前日に気をつけたいことなども解説しているので、これから脱毛する方はチェックしておきましょう!
脱毛サロン・医療脱毛クリニックの無料カウンセリングに必要なもの
サロンやクリニックで脱毛をおこなうためには、まず最初にカウンセリングを受ける必要があります。
カウンセリングは予約が必要となっており、WEBか電話で予約を取ることができます。
サロン・クリニックによっては、カウンセリング後にそのまま脱毛を試せるパッチテストを受けられたり、契約後の初回脱毛が行えたりすることもあります。
カウンセリング当日に初回脱毛を希望する場合は事前の毛の自己処理が必要な場合があるため、カウンセリング予約時に確認してください。
初回カウンセリングに必要な持ち物
- 身分証明書(免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
- クレジットカード、印鑑など契約に必要なもの(当日契約の意向がある場合)
- (未成年の場合)記入済みの親権者同意書(多くは事前にダウンロードで入手可)
- (のりかえ割引利用希望の場合)通っていたサロンの会員証や契約書などの証明書類
- 質問リストやメモ帳
カウンセリングで話を聞きたいだけならば、契約に関するアイテムを持っていく必要はありません。「今だけ」の割安なプランを提案されることもありますが、即決はせずよく考えてから決めるつもりなら、雰囲気にのまれても契約できないようにわざと持って行かないという方法もあります。
未成年者は、サロンやクリニックによっては親の同伴や電話確認も必要になるので、あらかじめ確認しておく必要があります。
カウンセリングで効率良く知りたいことを聞けるように、事前に質問リストを作成しておくと便利です。
内容を書き留めるためのメモ帳と筆記用具の用意をしていくと、聞いたことを忘れることも防げます。 カウンセリング後にパッチテストをおこなう場合に準備するものはありません。
サロン・クリニックで脱毛するためのルール
多くのサロンやクリニックで共通している基本的なルールは以下の通りです。
- 脱毛を受ける部位のシェービングをしておく
- 前日/当日の禁止事項を守る
- 遅刻やドタキャンをしない
- 脱毛した肌に負担のかかりにくい、ゆとりのある衣類を選ぶ
これらのルールはサロンやクリニックにより細かい部分に違いはありますが、ほとんどの点で共通しています。
契約の際には通うためのルールについて簡単な説明があったり、規約事項が書かれた用紙がもらえたりするので必ず目を通しておきましょう。
急なキャンセルや遅刻についてのルールやペナルティもそれぞれの脱毛サロンやクリニックによって異なるため、合わせて確認しておきましょう。
脱毛前の自己処理におすすめの道具とタイミング
脱毛のルールのひとつとして重要なのが脱毛部分の毛の処理です。
剃り残しがあったり自己処理を忘れてしまった場合には、別途シェービング代がかかったり、照射自体を断られてしまう場合もあるので、事前の処理は必須と言えます。
自己処理のタイミング
事前の毛の自己処理は、脱毛を予約している日の前日~3日前までに行います。
毛が生えるスピードは部位や人により異なりますが、遅くても前日までには処理しておく必要があります。
万が一自己処理によって肌荒れなどを起こしてしまった場合は脱毛を断られてしまう場合もあるので、自己処理が苦手な方や肌が弱い方は2日~3日前までに処理しておくようにしましょう。
自己処理は電気シェーバーがおすすめ!
脱毛前の自己処理に使う道具は電気シェーバーがおすすめです。
電気シェーバーは肌に直接触れることなく毛を処理できるため肌への負担が少なく、特に顔用に販売されている電気シェーバーなら肌に優しく作られています。
サロンやクリニックでも電気シェーバーでの自己処理が推奨されているので、持っていない場合は用意しておくとよいでしょう。
カミソリの使用は控えて!
自己処理で使っている方が多いものとしてカミソリがあげられますが、脱毛前のカミソリの使用は控えたほうが無難です。
カミソリは刃が直接肌に触れるため肌に負担がかかるばかりではなく、肌を乾燥させてしまったり、肌を傷つけたりしてしまう原因になる場合があります。肌の状態によっては脱毛効果をおとすだけでなく脱毛自体が受けられなくなる場合もあります。
そのため多くのサロンやクリニックでは脱毛前の自己処理に電気シェーバーの使用を推奨しています。
カミソリを使用しての自己処理は控えたいところですが、どうしてもカミソリしか手元にないという方は、シェービング用のクリームを塗り毛の生えている向きに沿って優しく処理してください。
毛が生えている方向とは逆に剃ったり、同じ場所を繰り返し剃ったりすると肌に負担となってしまうので注意しましょう。
自己処理で使ってはいけないもの
- 毛抜き
- ワックス
- 除毛クリーム
毛抜きやワックスは毛根から毛を引き抜いて処理していくものなので、肌だけでなく毛根への負担が大きいです。
脱毛で使用されている光やレーザーのほとんどは、黒いものに反応して毛根にダメージを与えて脱毛していくため、毛抜きやワックスで毛根ごと毛を抜いてしまうと脱毛効果が得られなくなってしまいます。
除毛クリームは、使用直後は毛が除去されすべすべの肌触りになり手軽だと思われるかもしれませんが、毛を溶かして除毛していくため肌荒れの原因となる可能性があります。
毛抜きやワックス、除毛クリームは肌荒れのリスクがある処理方法なので、脱毛前に使用するのはやめましょう。
基本的な自己処理の方法
多くのサロン・クリニックで推奨されている電気シェーバーを使用した基本的な自己処理のポイントはこちらです。自己処理のポイント
- 肌には何も塗らない
- 毛の流れに沿って刃を動かす
- 優しくなでるように肌の上を滑らせる
脱毛前の基本的な自己処理の方法は特に難しくありません。
カミソリを使用した自己処理のようにクリームを塗る必要はなく、毛の流れに沿って優しくシェーバーの刃を滑らせればOKです。
シェーバーは強く当てると肌に傷がついてしまう可能性があるため、なでるように優しく当てることが大切です。
全身脱毛で手が届かない部位の自己処理の方法
全身脱毛をする前の自己処理について解説します。
全身脱毛をする場合には全身の毛を事前に処理しておかなければいけません。
脇や脚、お腹、Vラインなどは目視しながら処理できるので自己処理に手間取ることはありませんが、背中やうなじ、Iライン、Oラインは、手が届きにくく見えない部分になるためどこまで自己処理すればいいのか迷う人も多いです。
剃り残しがあっても無料で対応してくれるサロンやクリニックはありますが、ある程度自分でできる自己処理の方法をチェックしておきましょう。
VIOの自己処理の方法
手順
- 処理した毛を捨てやすいように新聞紙などを下に敷いておく
- ハサミなどでVIOの毛を短くカットする
- シェーバーを使って少しずつ剃る
毛が長いままだとシェーバーの故障の原因になるので必ず毛を短くカットしてからシェービングしましょう!
見えにくいIラインやOラインは、スタンド型の鏡を使ったり暗い場合はライトを利用すると処理がしやすいです。
Vラインはいくつかのデザインの中から好きな形を選んでそれに合わせて脱毛していきますが、全体的に毛質を柔らかく薄くしたい場合には1回~2回目まではVIOの毛をすべて自己処理するようすすめられます。
1、2回の脱毛で毛が生えてこなくなるということはないので、最初の数回は全て処理してOKです。
脱毛効果は人により異なりますが、数回ほど脱毛をすすめていくうちにVIOの毛量が薄くなってくるので、そのタイミグをみて好みの形に合わせた自己処理を行います。
もちろんそのまま全てを脱毛していくなら契約が終わるまで全て処理してもOKです。
IラインやOラインは自分で処理するのが難しい部分でもあり、剃り残しがあっても無料で対応してくれるところが多いので、自分でできる範囲で無理のないよう処理しましょう。
なお、サロン・クリニックによってはシェービングサービスを受けるのに、電気シェーバーの持参が必要な場合があります。
背中やうなじの自己処理の方法
- 洗面台の鏡や合わせ鏡を使う
- 鏡を見ながらなでるように優しく剃る
- 粘着クリーナーやガムテープなどを利用して床に落ちた毛を取る
背中やうなじは手が届きにくい部分のため、どうしても処理できない部分はあります。
しかしほとんどの脱毛サロンやクリニックでは手が届かない部分はシェービング代がかからないので、無理に処理する必要はありません。
サロン・クリニックにシェービングサービスがなく、どうしても自分で処理しなくてはいけないという場合には、家族や友人、恋人などに手助けしてもらうのもひとつの方法です。
サロンやクリニックごとのシェービングサービスについてチェックしてみましょう。
脱毛サロンのシェービング対応をチェック
脱毛サロンのほとんどは、手の届きにくい部分の剃り残しの対応が無料です。
各大手脱毛サロンのほとんどは、手の届きにくい部分の剃り残しの対応が無料です。
しかしジェイエステは推奨シェーバー(パナソニックのフェリエ3,850円(税込))持参で剃り残しを無料でシェービングしてもらえたり、脱毛ラボは部位に関係なくプラン別に1回1,000円(税込)から料金がかかります。
TBCに関しては対応がないので、事前の自己処理はしっかり行っていきましょう。
それぞれの脱毛サロンを見て分かる通り、剃り残しがあった場合のシェービング対応に違いがあるので各サロンの自己処理についての規約を確認しておいてください。
医療脱毛クリニックのシェービング対応をチェック
医療脱毛クリニックでは剃り残してしまった部分の対応については、無料でシェービングしてくれるところが多いです。
医療脱毛クリニック | シェービング対応の内容 |
---|---|
レジーナクリニック | 剃り残し無料 |
リゼクリニック | 剃り残し無料 |
アリシアクリニック | うなじ、背中、腰、Oラインは剃り残し無料 |
フレイアクリニック | うなじ、背中、腰、Oラインなどは剃り残し無料 |
SBC湘南美容クリニック | 10分まで無料 10分以上の場合1部位500円(税込) |
アリシアクリニックは手が届かない部分のみ剃り残し無料となり、湘南美容クリニックでは剃り残しの処理が10分以上かかった場合に1部位500円(税込)かかります。
医療脱毛は上記のクリニック以外の皮膚科などでもできるところはありますが、剃り残しがあった場合の対応はしっかり確認しておきましょう。
脱毛する前日までの気を付けたいこと
脱毛予定の数日前~前日までに気をつけたいことがいくつかあるのでチェックしておきましょう。
睡眠をしっかり取るなど体調をしっかり整える
脱毛する前は肌のコンディションを整える意味でも寝不足や疲れた状態で脱毛を受けるのは避けるようにします。
肌のコンディションが落ちていると、照射時に痛みを感じやすくなるばかりか脱毛効果にも多少の影響があるので、しっかり睡眠をとって体調を整えておきます。
全身脱毛の前日は肌を清潔にし保湿する
全身脱毛の前日は入浴して肌を清潔にし、保湿しておきましょう。
肌が乾燥していると、照射時に痛みを感じやすくなるばかりでなく、脱毛効果もおちてしまいます。
事前に保湿ケアをおこなっておくことで肌がよい状態で脱毛を受けることができ、脱毛効果がアップします。
脱毛前の飲酒はNG!
脱毛前の12時間以内にお酒を飲んでしまった場合は脱毛が受けられなくなります。
アルコールを摂取すると血行がよくなり体温が上がりますが、脱毛時に照射される光やレーザーには熱があるため飲酒後の肌にあてると思わぬ刺激を与えてしまいます。
ほとんどのサロンやクリニックでも脱毛前後の飲酒は控えるよう推奨されているので、脱毛前日に飲酒するのはやめましょう。
アルコールの分解速度には個人差がありますが、前日に飲酒してしまった場合は12時間経過していてもサロンやクリニックに連絡し相談したほうがいいでしょう。
脱毛の前日に日焼けすると脱毛が受けられない
脱毛の前日はもちろん脱毛に通っている期間中の日焼けは基本的にNGで、日焼けしてしまった場合は脱毛自体を断られてしまう場合があります。
とくに日焼け直後の肌は敏感になり乾燥している状態です。そこに光やレーザーを照射してしまうと肌への負担が大きくなり、跡に残ってしまう場合があります。
日焼けによる肌への影響はすぐによくなるものではなく、肌の状態によっては2ヶ月~3ヶ月は脱毛を受けられなくなる可能性もあります。
脱毛中の日焼けは脱毛が受けられなくなる可能性があるため、前日に気をつけるというよりも期間中はUV対策を行い日焼けに気をつけましょう。
予防接種したあとは全身脱毛が受けられない
脱毛予定の前日に予防接種を受けてしまうと、脱毛が受けられません。
人それぞれではありますが予防接種後は体調が変化しやすく肌が敏感になっており、なかには注射した箇所が腫れてしまう場合もあります。
予防接種から脱毛までの期間は、脱毛サロンやクリニックによって違いはありますが、だいたい数日から1週間程度あけるよう決められていることが多いです。
脱毛の予定があり予防接種が受けたい場合には、サロンやクリニックで決められている予防接種から脱毛が行えるまでの期間を確認して予定を組むようにして下さい。
脱毛に行くときの持ち物と服装・事前準備
- 着替えやすく肌あたりのよい服装
- 日焼け止めは塗らない
- 顔脱毛する場合はノーメイク
サロンやクリニックには着替えが用意されていることが多いので、脱毛当日の服装は基本的に何を着て行ってもOKです。
とはいえ着替えることを前提に考えると、脱ぎ着やすい服装で行くのがおすすめです。
また脱毛後は肌が敏感になっている状態で少しの刺激でも反応してしまう場合があります。
締め付けの強い服や肌がこすれるような素材のものは避け、肌あたりがよく優しい素材の服を選ぶとよいでしょう。
当日の日焼け止めの使用については、日焼け止めがついた状態では脱毛が行えないため、つけてしまうと店舗で落とす必要があり手間もかかります。
日焼け止めはつけずに、日傘やつば広の帽子、マスク、UV機能のある長袖などで紫外線対策をして行きましょう。
顔脱毛をする場合には、日焼け止めと同様にメイクしたままでは脱毛が行えないので、ノーメイクで行ったほうが店舗でメイクを落とさずに済みます。
「服装は肌に優しい素材の軽装」「脱毛部分にはメイクや日焼け止めをつけない」をポイントに準備して下さい。
脱毛に行くときの持ち物の例
- サロン・クリニックの会員証(スマホアプリの場合も)
- お金(脱毛料金やシェービング代・麻酔代などを支払う場合)
- 電気シェーバー(シェービングサービスを受ける際に必要な場合)
- ウェットティッシュ(夏場など汗をかく季節にエチケットとして使用できる)
- 基礎化粧品(使い慣れたものが良い人)
- メイク道具(脱毛後に用事がある人、すっぴんで帰りたくない人)
サロン・クリニックによって必要な持ち物はことなります。カウンセリング時に何を持っていけばいいかをしっかり確認しておくことが大切です。
脱毛の準備についてのまとめ
サロンやクリニックへ脱毛に行く前の準備としては、脱毛部位の毛の自己処理があります。
うなじや背中など手の届かない部位はシェービングをサポートしてくれるサロン・クリニックもあるため、できる範囲で自己処理を行ってください。
脱毛時の持ち物はサロン・クリニックによってことなるため、カウンセリング時にしっかり確認しておきましょう。